「最良を備えてくださる神様」
佐藤 真理子
20代後半から親・親戚をはじめとする周囲からの結婚に対する言葉でのまた無言のプレッシャーに心配してくれてのこととは分かっていても私はすごく嫌な感情を持っていました。30歳で神様を信じてからは神様にはきっと私に対する計画があるんだから大丈夫!!と思う反面、時には神様私はこのまま一生独身ですか??って不信仰になることも正直ありました。
今年の元日礼拝の時風邪を引いて熱っぽくメッセージも半分ボーっと聞いている中で神様から「結婚について祈りなさい!」と示されました。 結婚について祈ることもしなくなっていた時期にそのように示され、「えー!?」と思いつつも以前、同じ教会の姉妹が「具体的に書いて祈ったほうがいいよ。」と言っていたので、早速祈りのリストを作ることにし、具体的に下記の条件を祈りのリストに書きました。
・クリスチャン
・共に神様のために働ける人
・この教会に来てくれる人
その他いろいろ自分の好みで身長170cm以上とかも書いて祈り始めました。 同時に皆にも祈ってもらわなきゃ!と強く思いました。
皆に言おうと思った矢先、周りの友だちから次々に、「彼ができた。」、「結婚する。」・・・と言う話を聞き、正直"焦る〜"って気持ちでドヨ〜ンとしていました。
神様本当に私にも計画あるんですか???そんな気分で参加した一月のリバイバル祈祷会で神様は語ってくれました。 「主の山に備えあり、主はすべて満たされる。」 ドヨ〜ンとした気分とは一転、あースッキリ。神様は私の事を見てくれてるきっと計画ある!!と受け取って帰りました。
そんな事があって今年春に神様の不思議な導きによって彼と知り合いました。 でもお互いの第一印象は・・・ 「よく言えばお互い今まで周りにはいないタイプ。悪く言えば違う〜」でした。 ただ私の足りない面を持った人だな〜と感じました。そんな印象の二人でした。
お付き合いが始まり順調よく行きかけたかのように思えましたが、その頃の彼は仕事の忙しさもあって教会にもつながりにくい状況でした。逆に私は神様の話や奉仕の話が出来る喜びで彼の状況などおかまいなしに話しまくり。そういう事に疲れを感じたらしく次第に会話の中でも否定的なものとなってきて連絡を取るのをやめる事になりました。お互い神様から良く考え祈る時期を与えられました。
私は「神様やっぱり御心の人じゃなかったんですね、でもどうか彼の信仰が回復しつながる教会が与えられますように。」と祈り続けつつもショックでした。 牧師夫人は、「御心ならまた会えるよ。すぐに答え出さないで祈ってこう。」と言ってくれました。
二ヶ月が過ぎ、彼から、「御心と確信した。」と突然連絡がありました。「はぁ!?そんなこと突然言われても・・・私が悩んだ二ヶ月は何だったの?また同じ事を繰り返してしんどい思いをするのは嫌だし。神様があなたに私が御心の人と示されたんだったら私にもあなたが御心の人と示されるし、本当に御心なら私が示されるまで待てるはず!祈ります。答えが出るまで待って。」と高慢な事を言いました。
一週間断食祈祷しても心に平安はなく、和歌山に来てくれるだろうか?母はこの結婚を賛成してくれるだろうか?その他、先のことを考えると不安だらけやっぱり違うかも?でも牧師夫人だけは、私が何を言っても、どんな不安要素を並べてもいつも笑って「真理ちゃん、素晴らしい。いい訓練やね。」とか「私は最初から平安あるよ。」 先生は平安、私は祈っても祈っても不安だらけ。ますますわからなくなり、「神様、このこと全部委ねますから、あなたの御心だけをなしてください。」と何度も何度も祈りました。
「委ねます。」と祈って神様の前に手放してはまたすぐに神様のところに行って「あ〜神様やっぱり返して。」という繰り返しの中で読む本読む本の中に「主に委ねなさい。」「主に信頼せよ。」の文字が。ヘルパーとして参加したαコースのメッセージでも、牧師先生のメッセージでも以前与えられた御言葉 『あなたの道を主に委ねよ 主に信頼せよ 主が成し遂げてくださる。』 詩篇37:5 と神様は何度も何度も語られました。 「またきた。あっまたきた。ほらまたきた。わかってるの神様。委ねたら楽になるんだよね。でも手放し方がわかんないの。」しんどい毎日でした。
そんな時参加した静岡でのセルカンファランス(セル教会の集会)で語られたメッセージで「ペテロがイエス様を信頼して嵐の湖上を船から一歩でて歩き始めたように、波を見れば沈んでしまうけどイエス様を見ていれば大丈夫。皆さんもイエス様だけを見上げてあなたの箱から一歩出ましょう。」でした。ここまできてなんで・・・「はぁ〜イエス様降参します。もう自分の頭で考えるのやめます。主の御心だけをなしてください。委ねます。」 ずいぶんともがいた私もやっとイエス様の前に完全に手放す告白をしました。その瞬間、心が本当に楽になるのがわかりました。
静岡から電話した私に彼は「やっと手放したんだね。楽になったでしょ。」っと言いました。彼はその間約一ヶ月何も言わずに祈り、待ち続けてくれました。そして信仰によって、彼は一歩踏み出し、和歌山へ来るという大きな決断をしてくれました。
又、母に話したときも、母は何も言わずに最後まで私の話を聞いてくれた後で、「お母さんは真理子を信じてるから、二人で決めたんだったらそれでいいよ。幸せになりなさい」と言ってくれました。
自分で道を切り開こうとするのではなく、神様が用意してくれている素晴らしい道にのったら何もかもが早い早い。道がパーンと開けるというのがわかりました。神様がこんな不信仰な私に忍耐強く働いてくださり、私の祈りに答え今こうして同じ教会のメンバーとなった彼と二人で共に神様を礼拝しここに集えていることを本当に感謝します。
牧師先生、牧師夫人を始めセルのメンバー、そして皆さんのお祈りに支えて頂き結婚へと導かれたことを感謝します。 『天の下では何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。神のなさることはすべて時にかなって美しい。』 伝道者の書 3:11
神様の計画は私には見えません、でも確かに私に対する計画があります。完全に信頼して委ね祈るなら、遅れることも早まることもなく神様の最良の時にすべての必要を満たし答えてくださることを教えていただきました。 これからは共に神の国とその義とを第一として共に神様に仕え、神を愛し彼を愛し歩んでいこうと思います。神様に感謝します。そしてお祈りいただいた皆さんに感謝します。 主に栄光をおかえしします。
KCEC 紀ノ川キリスト福音教会
KCECnet All Rights Reserved